敵キャラを深める方法


 

スランプ脱出方法でも書きましたが、アイデアを枯渇させないためには、

自分の安心領域から出ることが重要です。

 

そのためには、自分の世界の外の知識を勉強しましょう。

 

 

特に、敵キャラの発想には、あなたの世界だけでは、足りないものがあります。

 

(あなたが反社会的な人物でないならですが)反社会的な組織、

犯罪、陰謀論、都市伝説、超常現象、など、

 

あなたが常識だと思っている世界の、外の世界を勉強する事が肝心です。

 

 

これは、ニュースでは報道されないような、

裏社会の話の方が意外性がありますし、読者の興味を引けます。

 

犯罪組織は、どのようにして資金を得ているか?

 

犯罪はなぜ起こるか? 

など、犯罪心理学や、警察の実話、などを、

本や映画などでべんきょうしてください。

 

陰謀論や、都市伝説などは、リアリティがあるものがほとんどなので、

ネタにするには、もってこいです。

 

超常現象は、種類豊富で、どれを選ぶか迷うかもしれませんが、

知っておく事で、ネタになります。

 

 

なぜ、悪は存在するのかを知っておく

 

何か事件が起こった時、なぜこんな事件が起こったのか、

ニュースは報道しますが、そんな上っ面のことだけ見ていても、

物語作りは上手くなりません。

 

本物の悪は、正義も悪も一般市民も利用して、

自分の得になることをするのです。

 

悪は法律も倫理も無視して、自分の欲望のままに動きます。

そして、あなたの目の届かない場所で、暗躍しています。

どうすれば、リアリティのある悪役を作れるのでしょうか?

 

 

事件が起こった時、誰が、どのように得をするのかを考える。

 

何か事件が起こった時。

その事件がどんなに凄惨でも、悲しくても、子供が被害者であったとしても、必ず得する人物がいます。

 

それを書いてみましょう。

 

 

(例)

魔王が攻めてきた。⇨(戦う為に)武器屋が儲かる

 

芸能人が事件を起こす。⇨マスコミのネタになる

 

麻薬を売る。⇨麻薬を売っている人が儲かる。

 

子供が殺される。⇨国の将来の人口が減り、敵国は攻めやすくなる。

 

病気が蔓延する。⇨薬品会社が儲かる。

 

 

では、この例にもう一つ付け足したらどうなるでしょう?

 

 

(例)

魔王が攻めてきた。→武器屋が儲かる。→武器の原料は魔王が生産していた

 

芸能人が事件を起こす。→マスコミのネタになる。→事件を斡旋していたのは、マスコミだった。

 

麻薬を売る。→麻薬を売っている人が儲かる。→麻薬の原料を生産しているのは、マフィア。マフィアが儲かる

 

子供が殺される。→その国の将来の人口が減り、敵国は攻めやすくなる。→敵国の人間が、異常者を装って子供を殺した。

 

病気が蔓延する。→薬品会社が儲かる。→薬品会社が病原菌を作っていた。

 

 

ここまで書くと、本当の悪は、

あなたの目の届かない場所にいる事がわかります。

 

そして、ここからもっと深める事ができます。

 

魔王が攻めてきた。→武器屋が儲かる。→武器の原料は魔王が生産していた。

王と魔王は結託しており、戦争は仕組まれたものだった。

勇者が倒した魔王は、何も知らないただの影武者。

王と取引していた本当の魔王は、勇者の側にいた仲間だった。

 

病気が蔓延する。→薬品会社が儲かる。→薬品会社が病原菌を作っていた。

薬品会社の株を持っていた政府の重役は、大儲け。

政府の重役が、病原菌開発に協力していた。

 

 

どうでしょう?

 

かなり、悪役の複雑さ、深さが理解できたのではないでしょうか?

 

この想像力が、物語に深みを持たせるのです。

 

事件が起こった。

しかし、それは、ただ事件が起こっただけではありません。

 

必ず、起こった理由。起こされた理由があるのです。

 

 

悪は正義がいるから存在する

 

 

なぜ、悪が存在するのか?

 

それは、正義を名乗る人間が「やってはいけない」という価値観を

他人に押し付けるからです。

 

「やってはいけない」という価値観を、

他人に押し付けるのが正義なのです。

 

正義VS正義のような構図が簡単にできあがるのもこのせいです。

 

悪役は主人公の「やってはいけない」と思うことをします。

 

つまり、主人公が「やってはいけない」と思っていることを

はっきりさせていないと、悪役と対立することがうまく出来ないのです。

 

 

主人公の正義をはっきりさせましょう。

 

 

「やってはいけない」を利用してみる。

先程言った通り、

正義とは「やってはいけない」という価値観を、人に押し付ける存在です。

その「やってはいけない」を疑ってみてください。

何故やってはいけないのでしょう?


簡単です。


やってはいけないことをすることにより、
被害を被る人がいるからです。


例えば、インフルエンザにかかったら、出社してはいけない。

というきまりがあります。

これは、インフルエンザを周りに人にうつすことがいけないことだからです。

しかし、よく考えてください。

インフルエンザにかかった人が増えた方が、

病院は儲かりますし、

製薬会社も儲かります。

 

これは噂ですが……

 

昔々…

アメリカの政府関係者が鳥インフルエンザの流行を警告しました。


その政府関係者は、鳥インフルエンザの薬をたくさんつくり、

その薬を世界中に売りました。

しかし、鳥インフルエンザは思ったより流行しませんでした。

鳥インフルエンザの流行はデマだったのです。

 

でも、その裏で、政府関係者は、薬を作っている製薬会社の株を持っていて、

かなり株で儲けていたのです。

 いいなぁ……w

 

 

 

「やってはいけない」事をしても、得をする人はいるのです。


その「やってはいけない事で得をする」のが悪役です。

 


「やってはいけない」を利用し、自分の利とする。

それが敵キャラクターの作り方なのです。