結論から言うと、
いい時もあるし悪い時もある。
音楽は、脳を活性化させます。
普段、物語を考えている脳がありますが、音楽はそこ以外も活性化させてくれるので、
普段以上の脳を使う事が出来るようになるんですね。
だから、音楽を聴いている時は、物語とか、キャラクター、場面が、
いつもより幅が広いものが浮かんでくるんです。
つまりはアイディアが浮かびやすくなります。
では、アイディアをまとめて、物語を作ってる時。
漫画だったら、プロットとかネームですね。
こういう精密な作業や、理論的な作業は、音楽を聴きながらでは、上手くできません。
何故かと言うと、精密な作業と理論的な作業は、音楽を聴く事とは同時に出来ないからです。
音楽の歌詞に注目すると、歌詞を理解するのは理論的な作業です。
理論的な作業をしながら、理論的に物語を作る事はかなり難しいんです。
理論的な作業が重なってしまうからです。
そして、音楽の音に注目すると、脳の感性の部分が活性化してしまって、
理論的な脳にエネルギーがまわってきません。
つまりは音楽のほうに、脳の力を使ってしまって、物語作りに力が回ってこないんです。
音楽を聴きながら、プロットを描いてる時に、プロットに集中してたら、
音楽聴こえてなかった、って事がありますよね。
つまり、音楽を聴くか、物語を描くか、どちらかしか出来ないんです。
女性ならマルチタスクが出来るという話もありますが、脳科学の世界ではどんな人間も、
マルチタスクは不可能だと言われています。
マルチタスクが出来てるように見える人は、同時に物事を処理してるのでは無く、
両方を素早く切り替えて、一つずつ処理しているだけなのです。
これは、脳にかなりの負担があります。
ですので、理論的に考えなくてはならない時は音楽は止めましょう。
どうしても聞きたいと言うなら、聞き慣れた曲か、クラシックなどの、
意識を奪われないタイプの曲を聞きましょう。
新しい曲を聞いてしまうと、どうしても曲の理解に脳を使ってしまいます。
聞き慣れた、そして、できれば音楽だけの、歌詞のない曲なら悪くはないです。
例外として、コマ割りを考える時、感性を大事にする人は、
場面にあった音楽をかける人もいます。
じゃあ、下書きやペン入れは?
下書きやペン入れは、単純作業です。
単純作業は、音楽を聴きながらした方が効率が高まります。
工場などの単純作業をする場所で、音楽を流したところ、
全ての実験で効率が上がったという実験結果があります。
ですので、何も考えず、一心不乱にできる作業なら、音楽をかけましょう。
まとめ
- 音楽が良い作業
アイディア出しや、単純作業の下書き
- 音楽は止めるべき
プロットやストーリーを考える理論的作業