物語に絶対必要な対立。効果的な対立の仕掛け方を知ろう

 

対立とは、主人公が解決したい問題の事です。

対立する相手は、国でも、人でも、環境でも、自分自身でもいいのです。
問題がない物語は存在しません。


何故、物語には問題が必要なのか?

物語とは、主人公が行動しなければ始まりません。行動しない主人公などいません。

 

行動とは、問題を解決する為にしかしないのです。

あなたも何か行動する時、必ず、何かしらの問題を抱えていますよね?

喉が渇いたから(問題)
水を飲む(行動)

暇だ(問題)
漫画読む(行動)

世界が魔王に支配されそう(問題)
魔王を倒す(行動)

この例から見て分かるように、人は行動する時、必ず、問題を解決しようとしてるのです。

つまり、問題があるから、物語が出来上がるのです。

 



読者の興味を引く対立とは?

読者が普段から経験している対立であれば、さほど興味を引きません。

経験するには、運、勇気、才能、不運、などが必要で、

読者にはなかなか経験出来ないことの方が興味を引けます。


絶対に経験したくない事でもいいでしょう。

じゃあ、あるあるネタは駄目なの?

あるあるネタは、興味を引くというよりも、共感を受ける力があります。
読者が普段から不満に思っていることや、自分の恥ずかしい経験を、作者の人も経験してるんだ。という安心感や、
表現したいけど、表現出来てない事を、作者が表現してくれる事によって、共感を感じるのです。


よくある対立の構図

わかりやすいのがオセロです。

1.白を増やすためには、黒を犠牲にするしかない。

2.盤面を手に入れる為には、敵を犠牲にするしかない。

これを応用すると、

1.人々を救うためには、悪役を犠牲にするしかない。
悪役を救うためには、人々を犠牲にするしかない。

2.平和を手に入れる為には、敵を倒さなくてはいけない。

このようなオセロの考え方が、対立の作り方に有効です。

 



主人公は絶対に妥協しない。

悪役「世界は私のものだ!」

主人公「くっ!許せん! でもまあ……いいか!」

主人公が妥協したらこうなります。
これでは物語はすすみません。
ギャグならあり得ますが……。

主人公は妥協してはいけないのです。
つまりは、妥協しない理由が必要なのです。

目的が達成できなかった時の代償が、大きかったり、特別な感情を

目的に持っていたりする事で、妥協出来ない理由を作り上げましょう。


妥協出来ない対立とは?

ドラゴンボールの悟空が、その辺のチンピラに囲まれても、心配する人はいないでしょう?

しかしこれが、一般的な女性だったらどうだろう? かなり危険な状況だと分かります。
思い入れのあるキャラだったら、尚更心配になり、続きが気になってしまいます。

対立とは、妥協出来ない理由が必要であり、それが主人公にとって、簡単に解決出来るものでは駄目なのです。

簡単に解決できず、しかも、解決出来なかった時のリスクが高いほど、対立の効果が上がります。


物語とは、変化である。

なんの変化もない物語は、物語と言えません。

問題が発生し、主人公が行動を変えます。
そして、その変わった行動により、また問題が発生します。


主人公や他のキャラクターの行動によって、状況や、環境が変化し、それが物語をすすめるのです。

もし、物語中盤になっても、序盤と何も変わっていなかったら、それまでの物語は無いと同じです。
特に、物語の最初と最後で、何も変わっていなかったら、物語の存在意義すら無くなってしまいます。

物語を作る時は、場面毎に何が変化したかを、考えながら進行して下さい。


映画や漫画を楽しむ時に、場面事に、どう物語が変化しているかを、確認しながら見て下さい。
特に映画は、二時間しか無いので、変化が著しく、飽きのこないように作られています。
お手本には困りません。